骨盤矯正に関する豆知識

骨盤にひらきのある方は初めの何回か「ポキッ」となるかもしれません。すぐに立ち上がってしまうと、せっかく治した骨盤の位置がすぐにもとにもどってしまうので、ゆったりと時間をとって骨盤矯正体操を行いましょう。早く行っては全く意味がありませんので、呼吸に注意してゆっくりとバランス良くおこないましょう。数回繰り返した後、大の字になって３分間休みましょう。

大の字になって休むのは、せっかく位置を正した骨盤を正しい位置で安定させるためです。これは腹筋や背筋が弱ってしまうことによって骨盤の位置がずれているのを、正しい位置に矯正することができる体操です。膝を９０度に曲げて肩幅にひらきます。

骨盤のひらきが気になる方（腹筋が弱くヒップが扁平で下半身太り）は、ゆがみを整える体操の他に、骨盤のひらきを正しい位置に戻すための骨盤矯正体操が必要です。腕は体の両脇にぴったりとつけ、手のひらは体の方を向いた状態（気をつけで太股の両脇につけた状態）にします。また、ふとんなど柔らかい場所で行うと効果が得られないことがありますので、必ずかたい床の上か、薄手のじゅうたん、ヨガマットなどで行ってください。

骨盤がひらいている人は姿勢が悪いことが多く、冷え性や下っ腹が出ていることに悩みを持つ人が多く見られます。腰を持ち上げて膝から肩までがまっすぐになるようにして７秒我慢し、ゆっくりと下げて全身の力を抜きます。この骨盤矯正体操はゆっくり毎日行うことが効果的です。

鏡を見ながらへっぴり腰になっていないか、膝が伸びきっていないか、左右同じ動かし方になっているかを確認するとわかりやすいと思います。この時、右回りと左回りを交互に、前後左右の動かす大きさを同じにするように心がけましょう。ポイントはフラダンスのように腰だけ動かし、ゆっくりとバランスよく行う事です。筋力の低下によるゆがみを根本的に直すためには、骨盤を支えている筋肉を鍛えることが重要です。

ヨガやピラティスといった、体のバランスを整え、美しく鍛える方法も注目されています。どうしても後ろには行きすぎて前にはあまり動かなくなりがちです。腰に手をあてて、頭を動かさないように腰だけゆっくりと回します。

しかし、なかなか思うように習えない方も多いと思いますので、家庭でできる気軽な骨盤体操を紹介してみようと思います。最近は骨盤矯正がインナーマッスルという体の内部の筋肉が衰えることによって引き起こされるものだとわかってきました。あまり大きく動かす必要はありませんので、バランス良く回します。

骨盤にゆがみがあると感じたら、どうやって骨盤矯正していけば良いのでしょうか？整体やカイロプラクティックなどで治療をうけるという方法もありますが、筋力が低下してゆがみを起こしている場合は、治してもまたすぐに歪んでしまうということになりかねません。